季刊 自治と分権

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No.65 /
2016.09

季刊 自治と分権 65号

160916「自治と分権」65号表紙

今号の特集は「公共サービスの『産業化』を問う」。
岡田知弘氏の論文「『公的サービスの産業化』で誰が幸せになるのか」が象徴するように、今号は、公は、国は、自治体は、何のために存在するか、それを支えるのは誰か、働き方はどうなっているのか、を問うものとなりました。

現業職場からのレポート(愛知県豊橋市学校用務員)、住民とつくる自治体政策(南国市・学校給食)は、公務・公共労働者は誰の幸せのために頑張るのか、どういう政策を住民と共に作っていくべきか、公務・公共労働者の役割は何か、考えるヒントになればと思います。

首長インタビューは宝塚市の中川智子市長。1985年の学校給食合理化通知をきっかけに友人たちと「学校給食を考える会」を立ち上げ、宝塚市の民間委託のもくろみを壊した行動派。それだけに、地方交付税のトップランナー方式はおかしいと怒ります。気さくで、何でも話したくなるような、笑顔の素敵な女性です。

「季刊・自治と分権」65号の内容は下記のとおりです。
1.随想 立憲主義と民主主義の関係を考える 晴山一穂(専修大学教授)

2.首長インタビュー 兵庫県宝塚市長・ 中川智子さん
子どもの育ちは大人の責任
いのち大事にする施策こそ”トップランナー”
インタビューアー 本多滝夫(龍谷大学教授)

3.特集 公共サービスの「産業化」を問う
(1)「公的サービスの産業化」で誰が幸せになるのか 岡田知弘(京都大学教授)
(2)自治体職員の働き方「改革」と人事評価制度 黒田兼一(明治大学教授)
(3)公共サービスのアウトソーシングの動向と対抗の視点 尾林芳匡(弁護士)

4.参議院選挙後の情勢と戦争法廃止・改憲阻止の課題 小沢隆一(東京慈恵会医科大学教授)

5.建築物アスベストに対する自治体の対策と課題 平岡和久(立命館大学教授)、南慎二郎(立命館大学研究員)

6.現場レポート/公務労働者としての学校用務員に誇りを-共同作業のあり方を工夫 愛知県豊橋市職員労働組合現業評議会議長 伊藤勉

7.Q&A イチから教えて!地方行政・地方財政
「住民訴訟」大田直史(龍谷大学教授)
「地方債」 桒田但馬(岩手県立大学准教授)

8.シリーズ 「住民とつくる自治体政策」② 南国市(高知県)
”農業”をまちづくりの中心に-学校給食で地産地消を推進
  取材・レポート:久保貴裕(自治労連・地方自治問題研究機構事務局)

9.弁護団レポート/自治労連弁護団
 公務員バッシング条例案を市議会が否決-吹田市政治活動制限、労使関係、チェックオフ廃止条例案-

  中西 基(弁護士)

10.ブックレビュー
(1)林成之著「勝負脳の鍛え方」
  喜入 肇(東京自治労連)
(2)渡辺武著「戦国のゲルニカ『大坂夏の陣図屏風』読み解き
  小山光治(大阪自治労連)

11.自治体日誌(6月~8月)

12.読者のひろば