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2021.07.16

『コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン』のご紹介

「コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ」 『コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン』が日本機関紙出版センターから刊行されました。

 新型コロナ対応の最前線でひっ迫する保健所業務。地域住民の命と健康を守りたい! 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーンの取り組み。大阪府関係職員労働組合(大阪府職労)の仲間が力を合わせ声をあげることで、これまでの「公務員だから仕方ない」とあきらめていた気持ちが「あきらめなくていいんだ」「声をあげてもいいんだ」という希望へと変化していく様子が語られています。

 「労働組合の運動」「公務員の運動」に止まらず、大阪で暮らすすべての人の課題にどうできるかがこのキャンペーンのポイントだった。保健師の仕事内容や声、保健所に支えられてきた地域の声を発信して、共感を広げ、“公務員バッシング”を乗り越え、世論を味方にして増員を実現したプロセスの記録!

【Community Organizing Japan 代表理事 安谷屋貴子】

 

【目次】
はじめに

第1章 保健所のシゴト、保健師のシゴト
 社会を看護する
 保健所はどのように誕生したか
 大阪府の保健所は減らされた(大阪府の保健所行政の変遷)
 マンガで見る保健所のシゴト

第2章 コロナ禍の保健所の1日
 1.「誰のため、何のため」を日々自分に問いかけ
 2.「頭が働かない。もう無理」と午前3時に帰らせてもらった
 3.午前9時、いっせいに鳴り出す電話、昼食を食べたのは16時
 4.深夜の帰宅を7回繰り返す7連

第3章 地域住民の命と健康を守りたい!
 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン
 コミュニティ・オーガナイジングをいかして
 気持ちを共有し、キャンペーンスタート
 気持ちを共有し、元気の出るミーティング
 キャンペーンタイムラインに沿った取り組み
 ①戦略を伝える
 ②初体験 オンライン署名スタート
 ③現場の実態、リアルな声を伝えたい
  保健師、保健所職員の声
  保健師緊急アンケート結果概要
  署名賛同者からいただいたメッセージの一部
 ④保健所の仕事を知ってほしい
 ⑤つながりをいかして、関係者のみなさんといっしょに
  パブリック・ナラティブ
 ⑥いよいよ署名提出へ
  府民一人一人を大切にできる仕事がしたい
  難病患者を見捨てないで
  保健師さんが助けてくれた
  すべての命と健康が損なわれないように
 ⑦保健師定数増が実現

第4章 分け合い、与えあって、生きていくことができる社会へ
 「自己責任」と一体で進められた公務員削減
 住民の声を聞くことは非効率?
 今こそ憲法25条をいかすとき
 新しい労働組合運動への期待

おわりに