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小泉首相、8・15の靖国参拝を示唆

photo●8月8日、小泉首相が記者会見でこの8月15日に靖国参拝を行うことを示唆したと報道されている。報道文は以下の通りである。
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 小泉首相は8日、終戦記念日の8月15日に靖国神社を参拝するという2001年の自民党総裁選での公約について、「公約は生きている」と述べ、15日に参拝する可能性を示唆した。
 ただ、実際に参拝するかどうかについては、「適切に判断する」と語り、明言を避けた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は就任後、毎年1回靖国神社に参拝しているが、国内の批判や中韓両国の反発などに配慮し、これまで5回の参拝では、8月15日を避けている。
 また、首相は、靖国神社を非宗教法人化するという麻生外相の見解について「政教分離の話は、今の首相の立場では何も言えない」と述べるにとどめた。
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 小泉首相は、【小泉内閣メールマガジン 第245号】(8月3日付)において、次のように述べている【抄録】。

  日本国憲法第19条では、「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」としています。戦争で亡くなった方々に対して、どのようなかたちで哀悼の誠を捧げるのか、これは、個人の自由だと思います。
 私は、総理大臣就任以来、心ならずも戦争で命を落とさざるを得なかった方々へ哀悼の誠を捧げるために、毎年一度靖国神社に参拝しています。
 これは、私の思いに基づくもので、私は、靖国神社の参拝を誰にも強制していません。また強制されて参拝しているものでもありません。
 マスコミや有識者といわれる人々の中に、私の靖国参拝を批判している人がいることは知っております。また、一部の国が私の靖国参拝を批判していることも知っています。
 私を批判するマスコミや識者の人々の意見を突き詰めていくと、中国が反対しているから靖国参拝はやめた方がいい、中国の嫌がることはしない方がいいということになるように思えてなりません。
 そういうマスコミや識者の方々は、思想及び良心の自由をどう捉えているのでしょうか。戦没者に対して、敬意と感謝の気持ちを表わすことはよいことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。
 私は、日中友好論者です…以下駄文が続く(引用者)

●周知のように、靖国参拝問題というのは、アジア諸国の「批判」もあるが、根本的には日本人が総括すべき問題であり、日本が戦後の国際社会に「侵略戦争」を行った事実を踏まえて、どのように「復帰」するのかという「原点」に関わる問題である。
 中国の主張は単純であり、内閣総理大臣という日本政府を代表する人物が、日本を侵略戦争に導き、アジア諸国に甚大な被害を与えたA級戦犯を合祀し、侵略戦争であったことすら否定する靖国神社に参拝することは、日中共同声明(国交回復)の精神を否定するものであるということに尽きる。中国の代表や韓国の代表が参加できなかった「サンフランシスコ条約」11条においても、同様の認識が示されている。

 中国は小泉首相の内心の自由などに干渉しようというものではなく(それをいうなら、日の丸・君が代の強制はただちに中止せよ)、また興味すらないだろう。首相を辞めたら毎日でも参拝してもらったらよい。(彼は首相になる前も参拝しなかったが、辞めた後も参拝しないだろう。これも個人の「自由」というわけだ!)

 また、マスコミの中には、海外からの批判に「だけ」目をやっている部分があることは事実であるが、これはマスコミの水準の低さを示しているだけのことである。

●阿倍晋三氏が次期首相の最有力候補だそうであるが、彼の初めての著書『美しい国へ』(文春文庫)を見ると、やはりくだらない靖国参拝合理化論が展開されている(後日、批判しよう)。しかし、最近のアメリカ国内における、靖国参拝批判の強まりについてはふれていない。対米従属型の「ナショナリスト」である阿倍氏の、今後のアメリカ発の批判への対応を注目したい。

 まずは、8月15日に注目をしたい。

追加資料@ー首相-15日靖国参拝へ強い意欲

(掲載:2006/08/08)